地中海世界の成りたち 9
ギリシア人はフェニキア人と対抗しながら、地中海と黒海のほぼ全域にわたって活動しました。
その活躍ぶりは今の地図上にもギリシア語起源の都市名をあちらこちらに留めていることからも推測できるでしょう。
ここに、新参のギリシア人が、フェニキア人と地中海世界を分け持つ勢力に成長しました。
地中海世界のこのような形勢に大きな一石を投じたのは、ペルシア帝国の発展でした。
この国はペルシア湾東岸に近いペルシス(現在のファールス)地方に台頭したイラン系のペルシア人が建てたものです。
始祖の名にちなんでアケメネス朝といいます。
アッシリア帝国の崩壊後に覇を競ったメディア、リュディア、新バビロニア(カルデア)、エジプトの四大国を次々に倒していきます。
BC6世紀末のダリウス1世(大王)のときには、西は地中海の東岸地方から東はアム川、インダス川のほとりに及ぶ一大帝国にのしあがりました。