自然の価値 2
自然は、宗教的なもの精神的なものも含め、ヒトの何らかの役に立つから価値があると考えます。
それに対して、進化的生態的固有倫理では、ヒトの利用のための価値という範疇には納まらない自然の価値を重んじています。
その価値観は、ダーウィンの進化論に兆すものです。
生態学や進化学の科学としての発展に伴って、この価値観は大きく成長しました。
ヒトの存在とはかかわりなく、この地球上には多様な生物が進化しました。
それには、自然選択による適応進化が大きな役割を果たし、生物の進化と多様化は地球の歴史をきわめて独自なものとしています。
そのかけがえのない地球の歴史、生命の歴史、進化の歴史を尊ぶというのがこの倫理観です。
A・レオポルドの著作は、この第三の倫理観を意識化するうえで大いに役立ちました。