対外債務の改善
政府債務の償還期間は銀行債務よりも長く、従って、ゆっくりと返済することができます。
政府保証の銀行に対する未払債務の一部は保証する政府によって身代りされたので債務構成が転換されたのみです。
いくつかの東欧諸国は銀行債務を縮小させるためサプライヤー・クレジットを利用しました。
これは、石油輸出開発途上国から得た原油を、信用ベースで、スポット市場へ再輸出するに際し特に重要な要素でした。
しかし、これらの全ての要因を考慮に入れても、東欧諸国はかなりの対外調整を達成しており、これが、東欧諸国全体の市場経済国に対する対外債務の改善に好影響を与えています。
一方、近年において、コメコンの地域経済協力メカニズム(商品およびサービスの相互交易において毎年おおよその2国間均衡を達成することが求められる)には目立った変化はあらわれていません。
東欧諸国のコメコン域内交易条件の悪化は、主として、輸出促進により吸収されました。
さらに、地域経済統合を推進し、それによって、東欧諸国のより拡大的な中期政策スタンスを支援すると言う展望はいまだ不確実な状況です。