対外債務の改善 4
1984年における西欧諸国の景気上昇によって、東欧諸国の工業製品輸出の増大余地が生れる可能性もあります。
しかし、これが成功するかどうかは、東欧諸国側における一層の構造調整如何にかかっています。
1983年における世界経済の活動水準は約2%上昇しました。
このゆるやかな上昇は、これまで3年連続した経済成長率の急激な鈍化を考えれば、待望の改善です。
しかし、その実績は、主要な国別グループの間のみならず、同じグループ内の各国間においても極めて不均斉なものでした。
1983年に見られた成長は、北米の急激な経済回復、いくつかの東欧諸国における若干の景気反騰、そして多くのアジア諸国における経済活動水準の上昇によるものです。
しかし、その他の地域においては、成長は極めて軟弱かつ不均斉なものにとどまりました。
1984年において、その他の先進市場経済国の経済活動水準もゆるやかに上昇するものと見込まれましたが、大多数の開発途上国にとって、見通しは引き続き暗いものとなっています。